マモッチャクラブによる最近の活動(ご報告)
防災教育のボランティアグループ「マモッチャクラブ」さんから、活動報告が届きました!
1.防災まちたんけん
1月28日に「防災まちたんけん」をおこないました。
マモッチャクラブと和歌山大学観光学部箕島LPPとワークショップをしました。
小学生6名が参加してくれました!
まちたんけんをしながら、災害時協力井戸、土嚢(土のう)ステーションの場所を確認し、実際体験してクイズ形式で知識を得てもらうという内容でした。
災害時協力井戸、土嚢ステーションの存在はご存知ですか?
【災害時協力井戸】
2024年1月に発生した石川県地震、ライフライン(水道、電気、ガス)が止まり使用できない状況になりました。
大規模災害では、水道の復旧には1ヶ月以上要すると言われています。
行政も被災するため、支援が早くても発生から数時間かかると言われています。数時間、自分たちで飲み水、生活用水(トイレ、洗濯など)を準備しなければいけないです。
有田市では、災害時協力井戸として登録されている井戸は37箇所あります。
有田市ホームページ参照
https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/bosai/hinansho/1000698.html
これは、災害、断水のときのみ、生活用水として使用できる井戸のことです。飲み水ではありません。
井戸水は、所有者の善意で提供してくれているのでマナーを守ってください。
井戸水を運び入れる容器がないので各自用意お願いします。
大規模災害時、生活用水を確保することが難しくなります。事前に確認、使用法を把握することで、困難が一つへります。水が使えないので、トイレを我慢し災害関連死につながるかもしれません。災害関連死を減らすためにも知識が必要であると思います。
【土嚢ステーション】
土嚢は、水害時の応急対応として、土木工事、爆発の処理などにも使用されます。
土嚢の重さは、20~25キロです。土嚢ステーションにあるので必要なときに使用できます。
設置場所については、有田市ホームページ参照
https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/bosai/hinansho/1000699.html
土嚢の積み方は、4分の1ずつ重なるように積み、1mあたり約5袋×2段積むようにします。足で踏み固めると強度が増します。
防災まちたんけんでは、実際に、井戸の使用方法、土嚢の重さを体験することできました。災害時にこの経験、知識が役立つことがうれしいです。
2.出前講座の実施
保田地区にあるボランティアグループコスモス会のみなさんと防災トイレ、防災ポーチのワークショップを行いました。
防災トイレは、新聞紙でつくりました。
災害時は、トイレが使えなくなります。トイレを我慢して、水分を控えることにより、脱水、血栓症になります。
血栓症が生じると脳梗塞、心筋梗塞が生じます。
マモッチャクラブが提案している防災トイレは、ゴミ袋の中に新聞紙をひき、その上にペット用シートを敷いた即席のトイレです。
(参考例 新聞紙スリッパと防災簡易トイレ)
紙袋の不安定さがあるので、トイレの便器に、介護用ポータブルトイレなどを装着してもらうと安定します。
ゴミ袋で包んでいるので感染症の予防にもつながります。
災害が発生して関連死を予防するためにも、トイレの確保が不可欠なので、防災トイレを常に持ち歩いてもらい、使っていただきたいです。
ワークショップでは、防災ポーチの中に何をいれるか、活発な話し合いになりました。
防災ポーチは常に携帯してもらい、自分の必要なものを考え入れてもらいたいです。中身は常に見直してもらうよう伝えました。
コスモス会の人たちと防災の話し合いができ、防災意識が高まることがうれしいです。
団体名 | マモッチャクラブ |
団体種類 | ボランティア団体 |
活動目的 | 防災教育、防災啓発 |
活動対象 | 子ども、子育て世代 |
連絡先 | 有田市社協 0737-88-2750 |